ブランド紹介

COURT / 堀田カーペット



COURT ブランド紹介


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スタンダードで普遍的なものづくり。 ファッションのエッセンスをインテリアに取り入れ、自分の為に仕立てられた一着のジャケットのように空間に馴染み、時代や世代を超えていつまでも愛され続けるものをつくりたいと思っています。   



COURT / 堀田カーペット 取材記



堀田カーペットと日本一の産地大阪
今回取材にお邪魔させていただいたのはウールラグブランドCOURTを展開するのは「堀田カーペット」さんです。堀田カーペットのブランドCOURTのご担当をされている芳賀さんにじっくりとお話を聞き、製造工場の方もご案内していただきました。



堀田カーペットさんは大阪府の南の和泉市というところにあります。大阪出身の私も知らなかったのですが、カーペットの生産量の95%は大阪で生産されています。ここがカーペットの日本一の産地です。



堀田カーペットさんは1962年に創業され、高級ホテルや高級ブティックの敷き込みのカーペットを中心に事業を行われてきました。


カーペットへの誤解、そしてCOURT立ち上げ
皆さんの自宅はカーペットですか?
こう聞くとほぼ皆さんフローリングもしくは畳と答えられると思います。それもそのはずです、新築住宅の床面積のうちカーペットは1990年代前半においては20%ほどありましたが、現在ではなんと0.2%程度に落ち込んでしまっています。
この原因はカーペットへの誤解による悪いイメージが原因でした。これが誤解だということは証明されてきていますが。この「誤解」については後ほど詳しくご説明しますね。
「誤解」の影響もあり、一大産地である大阪のカーペットメーカーの多くが会社を畳んでしまいました。現在も国内最大の産地であることにはかわりませんが、カーペット製造メーカーは減り、ウィルトン織機という織りのカーペットを作る織機を操れる職人、織工は20人ほどになってしまっています。



この状況に危機を感じた堀田カーペットでは「まずはとにかく高機能のウールカーペットの良さを知ってもらおう」とCOURTを立ち上げました。


カーペット、絨毯、ラグ?
ラグ、カーペット、絨毯、ここで言葉の整理をしておきますね。カーペットと絨毯は同じ意味で使って問題ないと思います。広く敷物の総称をカーペットと言い、ラグは全面ではなく使われる敷物を指します。全面に敷き詰めるカーペットではないCOURTブランドの商品は正確にはラグですが、ここでは便宜上カーペットと言うこともありますので、あまり細かく気にせず読まれてください。


知らないことだらけ、ウールカーペットの世界
ホテルやお店で足元で活躍してくれているカーペットですが、今回取材を通して知ることになった情報はあまりに知らなかったことだらけで何から伝えていいものか悩まされています。できる限りシンプルまとめてみますので少しだけお付き合いくださいね。
でもどうしても少し長くなってしまいますので時間のない方は項目だけ見ていただいて、気になった内容だけ読まれても良いかもしれません。


ウールカーペット 10の超高機能
良いポイントとしてあげると以下のような機能があります。私が今まで持っていたカーペットへのイメージはほぼすべて今回の取材で覆されてしまいました。














「ウール」と限定しているのも重要でこの機能性の全てが当てはまるのは「ウール」のカーペットに限られます。最後まで見ていただいた上で考えるとウールの“すごさ”がわかっていただけると思います。


1 . ハウスダストが飛びにくい
カーペットってあまり綺麗じゃないイメージ持たれていませんか?実は私も持っていました、でも本当は違いました。
部屋の空間で考えるとフローリングの部屋とカーペットの部屋、断然カーペットの部屋のハウスダストが少ない。当然と言えば当然ですが毛があるカーペットにはハウスダストがくっつきますがフローリングは床にのっかっているだけ、歩くだけでハウスダストが沢山舞い上がります。



歩行した際のハウスダストの舞い上がり量を比較した実験ではフローリングはカーペットの10倍~20倍の量のハウスダストが舞い上がったそうです。これが数時間かけて舞い落ちてくるそうです。一度上がれば数時間そのまま。しかも嫌なことに最もハウスダストが多いのが床上30cmだそうです。赤ちゃんや小さな子供がいれば何か対策が必要だと思えてきます。



諸説あるのでこれは参考までにですが、ハウスダストは喘息やアレルギーの原因だと言われています。もし本当にフローリングの方が清潔だとすればフローリングが中心になった現代、患者数が減っていいはずです、でも逆に患者数は増えている。これは因果関係は正確にはわからないそうですが、全くないとは言い切れなさそうです。
ウールカーペットの場合(フローリングでも同じですが)大切なのは日々の掃除機がけです。ウールカーペットは部屋の空気は簡単に清潔に保つことができますが、カーペットには日々の掃除機がけが重要で、吸引力の強い掃除機がおすすめです。



掃除機がけが重要なのはハウスダストに含まれるダニ(正確にはダニの死骸や糞)対策にもなるためです。ダニは家中に存在していて、こまめに掃除機をかけずらい布団にはカーペット以上に存在しています。見えないものを気にしだすとキリはありませんが、ダニも掃除機をかけられるカーペットであれば日々の掃除機がけで十分安心な対策ができます。
「カーペットがアレルギーや喘息の原因だ」なんて言う方がまだいるようですがこれは間違っていて、単純に掃除をしていないか、ごく稀にあるウールへのアレルギー反応ではないかと思います。
つまりカーペットは掃除機がけを通常の掃除の頻度でおこなうことでフローリング以上の清潔な空間が手に入るということなのです。イメージと違ってて驚きです。


2 . 美しさが長持ちする
「カーペットの掃除は大変じゃない?すぐ汚れそう。」確かに心配ですよね。この点についても“ウール”のカーペットであれば問題ありませんでした。
少し考えてみれば高級ホテルなどで汚れたままのカーペットってみたことがありません。



エントランスや宴会場などで使われることが多いのですが、あれだけ多くの人が靴のまま集まる場所、汚れていても不思議ではありません。もちろん定期的にメンテナンスはされていますが、それであの美しさは維持できません。
ウールは羊毛です、羊毛を撚り合わせて糸に仕立てています。ですので、使っていると毛玉のような毛が出てきます。これを「遊び毛」というそうですが、「遊び毛」が美しさ長持ちのポイント。表面の毛が抜けていくことで黒ずむことを防ぐそうです。掃除機はカンナのような役割で、表面をうすく削っていきます。だから美しさが維持されるんです。
ここでも必要なのは日々の掃除機。掃除機のあとタンクを確認するとホコリではなく「遊び毛」でいっぱいになっていることがわかるはず。特に使い始めの頃は多く「遊び毛」が出るので少し頻度高めに掃除機をかけることがおすすめだそうです。
「あれっ自宅のカーペットは汚れやすい」と思われた方。それはおそらくウールではなく、コットンや化学繊維を使用したカーペットだと思います。この機能性はウールに限定されるのです。ウールと同じ天然素材のコットンは良いように思いますが、汚れやすさの点ではむしろ汚れやすい素材だそうです。
素材の違いは価格にダイレクトに影響しますので、ウールカーペットはどうしても高くなりがちです。でも美しく長く使える点や他のこれからご説明する点で考えるとおそらくご納得いただけるかと思います。


3 . 撥水性がある
「ソースや醤油など食べこぼしの汚れがついたらどうするの?」カーペットやラグを子供の頃汚した経験があるかたも少なくないと思います。醤油をこぼしたらその後醤油の型がずっとそのままだったような。
その点も心配はないそうです。ここでは少し堀田カーペットの堀田社長が執筆された文章を引用させていただきつつ解説させていただきます。
『「ウール」は羊の毛です。あたり前ですが、羊は雨の日も風の日も屋外で過ごしています。もし羊の毛が吸水効果があったとしたら……。きっと雨の日は体が重たくて動けないことでしょう。』
そうなんです、ウールには加工なしに撥水機能が備わっているのです、ウールそのものに元来油分が一定程度入っている。だからこぼした時もすぐに吸水性の良いキッチンペーパーなどで吸い取ってあげればほぼ残りません。

実際のCOURTのラグで実験

本当に水分をはじいています。

もし少しの間放置してしまった場合は、
・水分が残っていればまずはキッチンペーパーなどでできるだけ吸い取ります※ゴシゴシこすらない
・80度くらいのお湯を用意して中性洗剤を数滴いれます。
・歯ブラシに洗剤液をつけて“たたきます”
・キッチンペーパーで水分をとります
汚れが取れにくい場合はこれを数回繰り返します。大切なのは100%取りきることを目指さないこと、あとは2でお伝えした「遊び毛」として掃除とともに少しづつ綺麗になっていきます。
「遊び毛」が美しさを維持してくれるのに加えてこの撥水性。ウールってすごいですね。


4 結露しない、調湿効果
これも驚いたのですが、ウールのカーペットには調湿効果があります。
最近では高気密高断熱の家が多くなりました、つまり空気を動かしにくく湿度含め逃げにくく見えない場所でカビが出たりします。寒い時期には窓に結露が沢山。



この結露がウールカーペットであれば出にくいのです。ウールは湿度を60%程度に維持しようとするのだそうです。
寒い時期には室内の過度な湿度は吸湿して結露しないように、逆に湿度が低くなれば蓄えていた水分を空気中に放出して常に快適な空間づくりをしてくれるのです。1年を通して快適な生活を支えてくれるウールカーペットです。
毛むくじゃらの羊をみたら「暑そう」と思ってましたが、もしかすると実は案外快適なのかもしれませんね。


5 . 保温性が高い
カーペットのある部屋が快適なのはこの保温効果もひとつの理由になります。毛を沢山蓄えているウールのカーペットです、当然床の冷えも遮ってくれますし、逆に床下からの熱気も遮ってくれます。
上の項目4でご説明した調湿効果と相まってとっても快適な空間を作ってくれるのです。


6 . 高い安全性、衝撃吸収力
ウールカーペットの機能性の中でも特に優れているポイントは安全性です。とても密度高くウールが詰まっているウールカーペット、子供やお年寄りの家庭内の事故を防ぐことができます。



子供がいれば割れやすいお皿やグラスを落とすことなんてしょっちゅうありますよね。フローリングだったらほぼ間違いなく割れる場合もウールのカーペットだったら割れないことが多いです。同じように走ってコケてしまうことも多い子供達。ウールカーペットであればそんなときも安心、滑りにくく滑ってコケても大きな怪我にはなりにくいのです。畳と同じかそれ以上の衝撃吸収力をもっているのではないしょうか。
これはお年寄りにも同じことがいえます。高齢化が進んだ最近では自宅でのお年寄りの事故が多いです。フローリングって滑るんですよね。一説では家庭のフローリングが増えるにつれて高齢者の自宅での事故率が高くなっているそうです。
滑りにくく、滑って手をついてもウールカーペットが衝撃を吸収してくれるのでおすすめです。
衝撃吸収するということでもう一点嬉しいポイントがあります、騒音軽減です。集合住宅の増加とともに畳やカーペットをしかなくなったことから騒音問題が増えている気がします。カーペットを使う場合と使わない場合、音の響き方が違います。どうしても子供は走ったり飛んだりします。ダメだというだけでなく少しだけそんな風に遊べる環境を作ってあげるのも大切ですね。
もう一点少し違う視点からの安全性として、防炎性があります。実はこれがホテルなどで使用される理由のひとつでもあります。


7 . 復元力がある
ウールのカーペットが持つ驚異の力、復元力。
ウールのカーペットを使おうと考えたときに気になるのがテーブルや椅子などの足型が残ること。ウール以外の素材であれば型はなかなか戻せません、おそらく戻らないことの方が多いと思います。
でもウールカーペットであれば全く心配ありません。どれだけ長い間重い家具を置いていても必ず戻ります。
方法は簡単、熱いタオルを押し当ててドライヤーなどで乾かす、基本はこれだけ。もし解消されない強い型であればスチームアイロンあてて掃除機で吸い上げると戻ります。天然素材ウールだからこその機能性です。


8 . 疲れにくい
機能面でひとつ興味深いものが、疲れにくいというポイントです。これは取材させていただいた芳賀さんからうかがったのですが、展示会などで立ちっぱなしの仕事があるとき下がウールカーペットだと疲れが全然違うそうです。
実際に堀田カーペットさんのウールカーペットを使っている高級ホテルやブティックの従業員さんからもそういったお声がたくさんあるようです。特に服屋の店員さんは立ちっぱなしですから、むくみなども違ってくるそうです。
これは安全性の点で記載した衝撃吸収力が役立っているのだと思います。


9 . 耐久性
今までのご説明で長く美しく使い続けていただけることはご理解いただけたかと思います。それでは実際にどれくらいの期間使い続けられるのか?という点も気になるかと思います。
使う場所や頻度などによりますが、日常の掃除などメンテナンスをすることで10年〜20年ほどは問題なくお使いいただけるかと思います。実際に堀田カーペットさんが敷いたホテルでは10〜15年は使うそうです。多くの人が土足で行き交うホテル、美観を特に大切にする高級ホテルでこの年数です。家庭の場合の耐久年数は20年程度と考えて間違いないのではないでしょうか。
ウールカーペットは安くありません、でも20年使えると考えれば高くは感じないと思います。


10 . 心地良い
やはりウールの「心地よさ」ははずせないですね。機能性とは少し違うかもしれませんが、ウールの敷き詰められたカーペットの心地よさはやはり別格です。
毛足の長いウールカーペットは、ふわふわとも少し違った包容感がありすごく心地がいい。そして高い密度のウールは高級感も抜群です。


ウールカーペットの機能性10点。おそらく全ては伝えきれていませんが、厳選した超高機能はご説明できたかと思います。


ここからはひとつ掘り下げて堀田カーペットのウールカーペットブランド「COURT」のすごいポイントをお伝えしていきます。


COURTのウールカーペットがすごい点
ウールカーペットは他のメーカー・ブランドもあり、何を基準に選んでいいものか難しいと思います。今回取材して思いましたが、専門的な部分を掘り下げると奥が深すぎるのがカーペットの世界です。
なので悩まれたときはここでご説明する「素材」「工程」「想い」のポイントをひとつの基準にされてみてください。


1 . 「素材」 厳選された上質なウール100%
まずは素材面ですごいポイント。
ウール100%としてウールを使用したカーペットはあります、でもどこ産のウールか明確に表記しているカーペットはCOURT以外で私はみたことがありません。



- ウールの質はピンからキリまで
ウールは羊の毛ですが、実は羊も住む場所で全く毛質が違ってくるそうです。寒い地域での羊は毛が少し固め、逆に暖かい地域の羊は柔らかい毛質。質の良し悪しと価格もピンからキリまで。上質な羊毛はもちろん高く、ウールカーペットでは羊毛の価格がダイレクトに商品価格に影響を与えます。質を落とせば安くで100%ウールのカーペットは作れます。

- COURTのウールはどんなウール?
COURTで主に使用するのは英国産ウールです。英国産のウールは世界のウールのわずか3%しかないとても希少価値の高い羊毛です。ただ希少だから良いのではなく、弾力性・耐久性・光沢の点で優れており、形式的には英国政府の厳しい基準をクリアした優れた品質の製品のみに付けられる、英国羊毛公社の商標がつけられており質・安全性ともに確保されています。



ただしCOURTのコレクション2においてはウールの奥深さを知っていただくべく英国産ウールに限定せずバリエーションごとに単一産地のウールを使用し、産地も表記しております。

COURTのウール100%カーペットの価格は安くはありません。しかし、国内生産かつ英国産ウールにもかかわらず全く手が届かない高すぎる価格でもなく、他社のウール100%商品と比べても同程度の価格を実現しています。


2 . 「工程」  完全国内生産&自社工場
- ウィルトン織りとハンドタフテット
堀田カーペットは「ウィルトンカーペット」の専門メーカーとして創業されました。ウィルトンとはこの技法が生まれたイギリスの地名です。縦糸と横糸と毛足を同時に織り込むことができる織りの技法で、大きな機械で時間をかけて織り上げられていきます。

ウィルトン織機を操る織工


COURTのコレクション1とコレクション3はウィルトン織りのカーペットです。
コレクション2についてはハンドタフテットという技法で作られています。電動のフックガンを職人が手で持ち地となる基布にパイルを差し込んでいく技法です。

こちらはハンドタフテットの様子


- ウィルトン織りと「織工」
実際に堀田カーペットさんでウィルトン織り機も拝見しましたが、実は私も仕組みについては複雑で理解しきれていません。ウィルトン織機は現在日本に20台ほどしかない希少なもの、その10台ほどが堀田カーペットにあります。そしてウィルトン織機を扱える職人は現在20人ほどしかいません、一人前になるには10年はかかる。その卓越した技術をもつ職人に敬意をこめて「織工」と呼ぶそうです。

COURTコレクション1/GRAYが織られています


- ウィルトン織機の段取り
織機を拝見したのですが、これがとても大きく無数の糸が出ています。話をうかがうまでは何がどうなっているのかわかりませんでした。基本は機織り機の大きなものと考えていただいていいのですが、扱う糸の本数は最低でも約1,200本、一色増えればこの倍最大5倍の6,000本の糸の準備が必要だそうです。






そのため仕事の中心はこの糸のセッティング、糸のテンションの調整などの準備にかかります。一枚づつ織るわけではありませんが、1ロットが織り上がるまでに2~3日要します。

重しでひとつひとつテンション調整


- 機械と織工(職人)が生み出す耐久性
高い技術と機械で織り上げられたウィルトンカーペットは高い耐久性が特徴で、高級ホテルなどで使用されるものはほぼウィルトンカーペットだそうです。実は手で織るカーペットの方が一見良さそうですが、耐久性などの点で機械織りの方がユーザー視点に立っていると言えるかもしれませんね。

- 独特のハンドタフテット
対してCOURTコレクション2のハンドタフテットも面白い技法です。

裏側から見た様子


基布に毛を打ち込んでいく、みていて気持ち良い作業です。簡単そうにされていましたが、これも職人技。緞通に近い仕上がりの技法がこのハンドタフテットです。緞通はこの作業を全て手作業で行いますので、製作にものすごく時間がかかりますし、価格も桁が違う。刺し込みが終わればラテックスで裏地を貼ります。

裏地を貼る様子


コレクション1・3と2は商品を見ると一見同じように見えるのですが全く違う技法だというのも面白い点ですね。

- 自社工場・自社織機の強み
工程をご覧いただきおわかりいただけたかもしれませんが、1枚のカーペット・ラグを作るのにものすごく時間と手間がかかっています。しかも高価で上質な素材を使用し国内生産。
でもウィルトン織機は自社工場のものを使用し、従来業務の敷き込みのカーペットと並行してCOURT商品は製作されている。だから良い素材を使用し、時間をかけて作っているのに、価格を抑えれることができたのです。
芳賀さん曰くヨーロッパのメーカーのものは良いものもあるけれど、実はそうでないものもあるそうです。ブランド力で価格は何倍にもなっています。同じウィルトン織機で最上質なウールを使用したCOURTの商品の価値が納得いただけるかと思います。


3 . 「想い」 徹底的なこだわりと「売るより広める」
最後は堀田カーペットさんの想いの部分をお伝えしておきます。
一般家庭で敷き込みカーペットが減っているということはお伝えしました。そんな背景からCOURTには
「ウールカーペットの心地よい暮らしを伝えていくために、ウールカーペットをもっと身近なインテリアにしたいと思いました。敷き込み用カーペットの暮らしを伝えるきっかけになるブランドになりたいと思っています。」
というメッセージを込めたそうです。



売ることも大事ですが、それより大事なのはウールカーペットの良さを知っていただくこと。やはり古くからカーペット専門の製造をされてきた堀田カーペットさん、優先順位が明確に違っています。
そのためにCOURTのブランドでは徹底的に追求した「いいもの」だけを伝えます。素材から工程全てにおいて堀田カーペットさんが納得いくものだけを展開します。

模様を制御するウィルトン織機の頭脳、この真下に織機があります


これらの他社ではできない徹底的なこだわりができるのは長年カーペットを自社工場でつくらてきたノウハウと技術と設備、そしてカーペットに対する強い想いがあるから。
直接取材をさせていただいたのはCOURTブランドご担当の芳賀さんでしたが、芳賀さんからもカーペット愛のようなものがビシバシ伝わってきました。おそらく堀田社長も相当なカーペット愛を持たれているはずです、なにせご自宅の全ての部屋を敷き込みカーペットにされているほどですから。
ウィルトン織機上部=頭脳

下部。この糸一本一本が上の頭脳部分とつながっています


いかがでしたでしょうか、読んでいただいた方にとってもウールカーペット について新たな発見がいくつかあったのではないでしょうか。これで少しでもウールカーペットについて知っていただき、使ってみたいと思う方が増えれば何よりです。
よろしければ堀田カーペットのラグブランド「COURT」のこだわった上質な商品を“本物の”カーペットの入り口として一度使われてみてください。その質と機能性を実感いただけるかと思います。
堀田カーペットの皆様お忙しい中取材にご協力いただきまして、誠に有難うございました。私自身も大変学びが多い取材となりました!











COURTの商品一覧



COURT フィッシャーマン

Collection 01
ウールラグ FISHERMAN'S





COURT フィッシャーマン

Collection 02
ウールラグ LOCAL WOOLEN





COURT フィッシャーマン

Collection 03
ウールラグ COLLEGE




COURT Colored Court

ウールラグ Colored Court








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