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MokuNeji(モクネジ)
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Crafts × Products
工芸の世界で受け継がれてきた木工轆轤の技術に、工業製品のように精緻なネジ切りの技術が加わることで、「工芸」×「工業」の新しい可能性が生まれました。
工業製品が持つ高い性能に、木工轆轤が持つ柔らかな木の風合いが加わることで生まれる相乗効果を大切にして生活に魅力的な商品を提案していきます。
モクネジ製造現場取材記
今回は木のネジ加工を特徴としたブランド「MokuNeji(モクネジ)」の製作を担う「たにてる工芸」さんを取材させていただきました。
MokuNeji(モクネジ)について
取材のお話の前に、MokuNeji(モクネジ)について少し紹介します。
MokuNeji(モクネジ)は産地と一緒に考えたものづくりを提供することをコンセプトとした株式会社小鳥来(コトリク)のプロデュースで生まれました。
デザインや企画→株式会社小鳥来
製品の完成→たにてる工芸
そうして作られた製品が、MokuNeji(モクネジ)の名前を背負って世の中に紹介されていきます。
ということは、小鳥来はメーカー、そしてたにてる工芸は技術を提供する下請け業者的立場にあたるんですが、そう単純な関係性でもないようです。
小鳥来は「産地の方々と一緒にものづくりを提供する」という考え方であるため、一般的な、いわゆる『メーカー』とは違っています。職人さんにフォーカスをあてることが産地に光を取り込む方法になると、小鳥来は考えているのです。
お待たせしました、職人さんにフォーカスを当ててみましょう。以下取材記です。
たにてる工芸の考え方
たにてる工芸は石川県の「山中」というところで挽物(ひきもの)を専門に挽く挽物職人さん。たにてる工芸の一見こわもての谷口さん親子。そんな見た目とは裏腹に、大変親切にそして丁寧にひとつひとつ説明していただきました。
左から龍人さん、照知さん、天平さん
たにてる工芸がある「山中」という場所は日本一の木地ろくろ挽物の産地。木地ろくろの技術やノウハウは山中に全てが詰まっています。輪島・会津・越前など有名な漆器産地からの仕事も、ろくろで挽く丸物の依頼は山中に集まってくるほど。
そんな地で、ろくろ挽物職人として生き残っていくにはどうすればいいのか?
考えた結果「他の職人達が絶対にやらないことをやる」という結論に達したそうです。そうすることでナンバーワンになれる。他の職人が絶対にやらないこと、それは伝統工芸である木地ろくろ挽物への「NC(数値制御による機械加工)」の導入でした。
一体、NCを導入することで、ろくろの世界にどんな変化が訪れたのでしょう。
伝統にとらわれない
「伝統にとらわれない」ーそれを考えたのは、若い二人の職人さんでした。
照知さんの息子、龍人さんと天平さんがたにてる工芸で働きだしたのは2000年ごろです。それから10年後、基礎を学びさらなる飛躍を目指す二人は、正確なネジを作るため、今まで誰も考えもしなかったNCの導入を計画しました。NCを使って作り出した正確なネジ加工が、新しい製品を作る上での重要なポイントになるというアイデアがあったからです。
NC
NCとは数値制御(NC)による機械加工の方法。通常は金属加工や精密機器などに使われるもので、プログラムを入力することで極めて正確な加工ができることが特徴です。人の手で作ることをよしとする職人の世界に機械を導入する考えは、ある意味異端でした。
そこは職人歴が比較的浅く、伝統にとらわれない龍人さんと天平さんだからこそ考えられた方法と言えます。NC導入によって正確なネジ加工、その中でも、人の手では作ることができない3条ネジ加工が可能となりました。
NCを使うことで、当初考えていた業界ナンバーワン、むしろオンリーワンの地位を、たにてる工芸は手にしたのです。
三条ネジ構造
もちろんNCを利用するのはネジ加工行程のみです。それ以外の行程には熟練した職人の技術・ノウハウが必須です。職人さんはそれを「段取り」といいます。NCにかける前の段階でコンマレベルでの正確な「段取り」が必要です。そして、それだけでなくNCを木地に応用すること自体に、木を知り尽くした知識と・ノウハウが必要なのです。
もちろん木地ろくろ挽物の職人としての腕も確かなもの
10数年、木地ろくろ挽物の職人として積み上げてきた経験、そして何より伝統にとらわれず新たなものに挑戦するエネルギー。偶然にもそのような様々な条件が重なりたにてる工芸は日本で初めて木地ろくろ挽物にNCを取り入れ精密なネジ加工を実現したのです。
挑戦と失敗
たにてる工芸での仕事風景は今までの職人の現場のイメージとは全く違っていました。
仕事の風景
向き合うのはパソコン。龍人さんは「必要な部分だけ理解しておけば使えます」と言われてましたが、私には何をされているのかさっぱりです。職人の現場とは思えないこの風景、新鮮なものがあります。
聞けば、やはりここまでたどり着くには大変な苦労があったそうです。当初は「納品した品が全て返品されてきた」と笑いながら話されていました。そしてなにより全く知識のなかったNCの操作を0から習得されることも相当苦労されたそうです。
しかし、根底あるのは「挑戦するのが好き」だということ。「やったことのない仕事をしたい」とか「もっと難しいことをしたい」とかそんな言葉の節々にそのチャレンジ精神が垣間見れました。
だからこそ失敗を重ね・時間をかけてもいままで誰も考えもしなかった「工業=NC」と「工芸=木地ろくろ挽物」を組み合わせることができたのでしょう。
たにてる工芸らしい仕事のしかた
NCでのネジ加工を活かすには異素材との融合がもっとも効果を発揮します。精密なネジ加工ができるのでいままで考えられなかった素材との融合が可能になりました。
MokuNeji(モクネジ)はこの異素材との融合が特徴であり魅力です。
異素材との融合
しかしこの製作過程を聞いて驚きました。例えば、MokuNeji(モクネジ)のCOFFEE MILL(コーヒーミル)であればカリタのミル部分「鉄」。ポットやパスタケースであれば「ガラス」。ボトルであれば「ステンレス」。組み合わせる異素材ありきで製作を進めるそうなのです。
コーヒーミルの鉄と木の融合
つまりガラスや鉄といった異素材にぴったり合うように木を加工するのです。これは木地ろくろ挽物日本一の技術を持つ山中であり、かつNCを使えるたにてる工芸でしかできない芸当。木は伸縮や歪みがでやすく、既存のものにぴったり加工することは大変難しい。しかも合わせる素材によっては素材側がミリ以下のレベルでので個体差があることもある。それに合わせるのは本当に「職人芸」たにてる工芸の技術とノウハウがあるからこその仕事の任され方といえます。
小鳥来とのコラボでさらに加速する、たにてる工芸の進化
たにてる工芸の皆さんが言うのはとにかく「もっとやったことがないことをしたい」ということ。「『~できる?』ときかれたとき、まず言う言葉は『やってみます』。
無理そうな仕事もとにかくまず受けてみる。試行錯誤を繰り返してなんとか応える。それでスキルがアップするから楽しい」とおっしゃっていました。
一般的な職人さんはなかなか時間のかかる仕事は簡単に受けにくいものです。時間と手間をかけてうまくいかない可能性もあるし、他の仕事もあるし。しかし、たにてる工芸ではそんな風には考えず「まずやってみよう」そんな風に考えるそうです。
ミリ以下で合わせる
「小鳥来さんからの依頼内容は難しいものが多い」と龍人さんと天平さんは言います。しかしだからこそ二人にとっては楽しく挑戦しがいがあるのだともおっしゃいます。おそらくこれからさらにに難しい依頼が増えていくのではないでしょうか。そしてたにてる工芸は試行錯誤でクリアしていく、そんな関係性が技術を高め良い商品が生まれる秘訣なのだということなのでしょう。
たにてる工芸に見えた産地活性化のヒント
伝統工芸の産地では後継者不足や、働き手不足が大きな課題となっています。行政では様々な施作をしているがなかなか改善されていないのが実情です。
取材をしながら思いました。小鳥来の「産地の方々と一緒に考え、今日のものづくりを提供する」というコンセプト、これは上の課題を解く重要なヒントではないか、と。
MokuNeji(モクネジ)の取材をしたいと依頼したとき、依頼をするのはメーカーである小鳥来でした。そして小鳥来は、快く製造元である、たにてる工芸への取材を段取りしてくれました。
仕事に夢中の龍人さん
職人さんにフォーカスをあてることが産地に光を取り込む方法になるというのは、つまりこういうことだと思います。
画像と少しの動画では、新しいことに楽しんで取り組む現場の空気をそのまま伝えることが難しいのですが、次の担い手である龍人さんと天平さんが本当に楽しそうに仕事について語っていただけたことが印象的でした。こんな楽しそうに次々と新しいことに取り組む職人を見れば若い人たちの職人へのイメージも変わるに違いないです。
当店としてもこの取り組みを紹介し応援する必要があるし今後の展開を追っていきたいと思います。
たにてる工芸の谷口照知さん、龍人さん、天平さん今回はご多忙の中、取材にご協力いただき本当に有難うございました。
コンマレベルでの正確な「段取り」
NCでのコーヒミル製作
MokuNeji(モクネジ)の商品一覧
COFFEE MILL(コーヒーミル)
木製コップと魔法瓶の水筒「Bottle」
ガラスの保存ビン「Pot」
ガラスの保存ビン
「パスタケース」
ガラスのスパイスボトル
TOY Grip(トイグリップ)
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